中國國際出版グループは50年余りの歴史を持ち、傘下には10數社の雑誌社や出版社があって、外國向けの出版物を出しており、その出版範囲は自然と科學技術分野を除いて、ほぼすべての人文科學の分野をカバーしている。半世紀以來、英語、フランス語、ドイツ語、日本語、スペイン語、イタリア語を含めて43カ國語で政府の文獻、黨と國家の指導者の著作、政治理論などの書籍を數多く出版してきた。それと同時に中國の古典、近代、現代の文學作品の抜粋、蕓術作品寫真集、児童読物を出版し、中國のことを世界に知らせ、中國と外國との友情と交流の促進に重要な役割を果たしてきた。
中國國際出版グループは國內の出版業界においてユニークな地位を占め、毎年60%の外國語書籍を含む1000?1200種余りの書籍を出版している。1978年以降、中國の改革開放政策の実施につれて、同グループの出版方針にも大きな変化が見られるようになり、國外の読者のニーズにさらに適応しうる書籍を出版するようになった。黨と國家の指導者の著作、政治文獻、政治理論書、文學作品を外國語で出版することを続けるほか、中國の國情と改革開放について紹介する書籍の出版に業務の重點を置くことになり、出版物の範囲はさらに拡大された。中國の伝統文化、経済、法律、歴史、地理、醫療保健、児童読物、中國語テキストなどがたくさん出版され、そして貿易の形で國外の販売ルートに進出し、北アメリカ、ヨーロッパ、中南米など世界の100余りの國や地域で発売されている。それと同時に同グループは各種類の國際ブックフェアに參加し、版権の譲渡と合作出版などの形で、中國の書籍を國外の出版機構を通じて外國の主體的な発行販売ルートに乗せている。1992年のフランクフルト?ブックフェアでは同グループ傘下の外文出版社だけでも100以上の書籍テーマを譲渡した。これは中國の出版史上かつてないことである。
経済情勢の需要に適応するため、同グループも今年構造調整をおこない、傘下にある11の出版社を7社に再編し、そして外文出版社を拡充すると同時に中國語書籍の出版にさらに力を入れ、その実力を強化した。國內読者の外國語を學ぶ要求を満たすため、同グループは數々の外國語読本、外國語の勉強の導きとなる書物を出版し、國內読者の間で好評を博している。
中國國際出版グループは今年のフランクフルト?ブックフェアに英語の書籍を主とし、中國語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、エスペラントなど400種余りの書籍を出展する予定である。そのうち『紅樓夢』『水滸伝』『三國演義(三國志物語)』『西遊記』の四大名作や『孫子兵法』『儒林外史』などの古典名作のほか、『孔子』『孟子』『荘子』『老子』『旬子』などの諸子百家の著作と『針灸學』『黃帝內経』など醫學類の書籍がかなりのウェートを占めている。改革開放の新しい情勢を紹介するための『中國旅遊(中國観光)』『老北京』『老上海』『老西安』『中國菜(中國料理)』などのシリーズ物、中國語を勉強する外國の方々の便宜をはかるための中英対照読本『中國古代愛情故事(中國古代愛情物語)』『學漢語(中國語を習う)』『漢語教學(中國語テキスト)』『対外漢語教學(外國人向け中國語教育)』、中國語、ドイツ語、漢學の學界で権威的存在と見られている『漢徳大辭典(漢獨大辭典)』などが出展される予定。また『毛沢東選集』『鄧小平文選』に続いて、外文出版社は今年、江沢民主席の『“三つの代表”について』の英語版を特に出版した。これは近年発表された江沢民主席の11の重要演説と今年の7月1日(中國共産黨成立記念日)の演説文などを収録したものである。そのほかには法律、法規、政策などの面の書籍もたくさん出展されることになる。
「チャイナネット」2001/10/10