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謝名苞主任、「神舟5號」の飛行について説明

「今日、2003年10月16日は、中國人が永遠に記念し誇りにすべき日となった! 我々は自らの力で、初の有人宇宙飛行を達成した!」。16日午前10時30分、國務院報道弁公室で記者會見した中國載人航天工程(有人宇宙飛行プロジェクト)弁公室の謝名苞主任は宇宙船「神舟5號」の打ち上げや飛行について説明した際、こう強調した。

神舟5號は地球を14周した後、様々な科學実験を終えて北京時間の16日午前6時23分、內蒙古自治區の阿木古郎草原に無事著陸した。

謝名苞主任の説明は以下のとおり。

◇初の宇宙飛行士となった楊利偉氏は打ち上げ16時間前に、発射センターに入った3人の飛行士から選ばれた。

◇15日午前5時55分、楊氏は宇宙服を著て宇宙船內に乗り込んだ。

◇打ち上げ2時間45分前、楊氏は船內で技術準備作業を行った。

◇打ち上げ587秒後、宇宙船はロケットから切り離され、軌道に正確に乗った。この軌道は設計上の軌道に非常に近い。

◇宇宙船は約90分で地球を1周し、5周目の飛行の際に軌道を変更して343キロの円形軌道に入ったが、この軌道も設計上の軌道に非常に近い。

◇飛行の過程において地上の指揮センターは終始、飛行士と緊密な連絡を取り、生理遠隔測定パラメータを通じて、飛行士の心拍や血圧、呼吸、體溫などの特性パラメータを把握すると共に、テレビモニターで飛行士の活動の様子や表情、情緒の変化狀況を観察した。この間、管制官と軍隊の幹部は幾度も飛行士と交信し、飛行士は計器と自己の感覚を通して、宇宙船が地上の指令を実行する狀況や宇宙船本體の作動狀況を綿密に監視した。

◇飛行の過程において、飛行士は地球の寫真を數多くデジタルカメラに収めると共に、地上の指令を受けて補充作業を行った。

◇飛行7周目に入った際、飛行士は中國の國旗と國連旗を掲げると共に、その他の宇宙空間実験を終えた。

◇帰還最後の1周に入った際、地上から宇宙船に帰還データを送信し、宇宙船がアフリカ西南部上空に達した際に帰還プログラムを起動させた。宇宙船の第1の行動は、90度回転して軌道カプセルを分離させることである。第2の行動は更に90度回転し、逆噴射エンジンを起動させて速度を落とし、高度を下げることである。高度が145キロまで下がった際、パキスタン上空あたりで推進カプセルを分離させた。

◇帰還カプセルが大気圏に突入した後、高度が10キロに達した際にパラシュートを開いた。このパラシュートの面積は約1200平方メートルである。宇宙船が地上から約1メートルに達した際、4つの著陸緩衝エンジンを起動させ、宇宙船をエアクッション上に乗せるかのように緩やかに著陸させた。著陸時のスピードは毎秒約2~3メートルであり、飛行士にはいささかの影響もなかった。著陸地點からの報告によると、著陸した地點は理論上の地點から4.8キロのところだった。

◇軌道カプセルは軌道上に殘り、科學実験を続行する。

◇飛行士は打ち上げから帰還まで宇宙空間に21時間23分滯在した。

また謝名苞主任は「我々は政府が10年前に確定した有人宇宙飛行に関する3段階にわたる発展戦略に基づき、有人飛行を実現した後も、宇宙空間での船外活動や宇宙船のドッキング技術の開発、宇宙空間実験室の建設の目標達成に向けて努力を続けていく。この目標を実現してわが國の有人宇宙飛行技術を更に向上させて、宇宙空間の開発と人類の平和利用に相応の貢獻を果たしたい」と語った。

「チャイナネット」2003年10月17日

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