李肇星外交部長は7日午後、第10期全國人民代表大會第4回會議の會見で、中ロ関係について質問を受け、「両國の指導者は緊密な連絡を保っており、両國関係や重大な國際?地域問題において、幅広い共通認識を持っている」と語った。李部長は次のように述べた。
中ロ両國は國境問題を完全に解決し、初の合同軍事演習を成功させた。中ロ貿易は7年連続で急成長しており、エネルギー、投資協力も重大な進展を遂げた。中國は昨年、ロシアから原油だけで1200萬トン以上を輸入した。他の分野の協力も大きな成果を上げ、両國人民にいずれも確かな利益をもたらしている。今年と來年、「國家年」の相互開催(中國の「ロシア年」、ロシアの「中國年」)など一連のイベントを行い、両國の人民間の友情を一層強化し、各分野の実務的な協力を全面的に進めていく。
プーチン大統領が今月下旬、胡錦濤國家主席の招待を受け公式訪中する。両首脳は「ロシア年」開幕式と「中ロ経済商工業界高層フォーラム」にそろって出席するほか、公式な合意文書を発表し、いくつかの協力協定に署名する。プーチン大統領の訪中は両國の戦略的パートナーシップの全面的な発展を促すとともに、世界の平和?安定?発展の促進に有益なものとなるだろう。上海協力機構および國連を含む國際機関における両國間の協力も、たゆまず強化され続けている。
「人民網日本語版」2006年3月8日