第2回「中米戦略経済対話」が22日、米國ワシントンで開幕した。中國側は呉儀副総理が胡錦濤國家主席の特別代表として、米國側はポールソン財務長官がブッシュ大統領の特別代表として対話に臨む。開幕式では両代表のほか、キッシンジャー元米國務長官が特別ゲストとしてスピーチした。両代表のスピーチの要旨は次の通り。
▽呉副総理
中米両國の経済貿易関係は急速に発展し、政治?軍事?文化?科學技術?観光分野の交流は不斷に拡大し、対等な協議、協力とウィンウィンは、すでに両國関係の大局、主流となっている。
雙方は両國の長期的な戦略協力の視點から経済貿易関係を認識し、両國の國益維持の視點から経済貿易協力を強化し、さまざまな形の貿易保護主義に斷固として反対し、経済貿易問題の政治化を回避しなければならない。圧力や対立によって自國の考えを他國に押しつけるのではなく、協力を強化し、効果的な措置を講じて、両國の経済貿易関係における際立った問題を適切に解決しなければならない。中國側は米側と共に努力し、協力を深め、相互信頼を増進し、両國の経済貿易関係と建設的協力関係の、たゆまぬ前向きな発展を促していく。
▽ポールソン長官
米中両國は共に、両國の長期的経済関係が正しい道に沿って発展するよう確保することが雙方にとってきわめて重要であること、両國の開かれた、誠実な経済関係が世界経済の未來に対し重要な影響をもたらすことを認識している。中國の経済発展は世界経済の成長に活力をもたらした。米國は安定した繁栄する中國を支持し、中國のさらなる経済開放を支持する。米中両國は共に、世界に対する責任を避けることはできず、積極的で建設的な役割を果たさなければならない。わたしは、両國はこの重任を擔うことができるものと信じている。
「人民網日本語版」2007年5月23日??