日本が輸入する中國産の食品の狀況に関して、東京農業大學の客員教授であり、元 NHKの農政ジャーナリストで、前食品安全委員會委員である中村靖彥氏を取材した。
――日本は近年において食品の安全に関する話題にどのようなものがありましたか?最近の中國産の食品の話題と比べるとどうですか?
過去において、米國の牛海綿狀脳癥(BSE、狂牛病)、中國産ほうれん草等が話題になりましたが、最近の報道ほど加熱したものではありませんでした。
――中國の食品輸出企業に対してどのような意見やアドバイスをお持ちですか?
まず、品質と信頼意識を強化させること。コストを抑え、利益を上げるために品質の管理を怠ってはなりません。橫浜の輸入食品検査機構の現場では一目見ただけで、信用できる輸入食品には検査を免除しています。不合格の先例のある食品には検査は必須です。次に、強いブランドを確立し、生産規模を広げること。企業の規模が小さいと、生産を基準化することは難しく、製品の品質や出來高のアップも難しいでしょう。
「人民網日本語版」2007年8月21日