松下の問題のBL-5Cバッテリーの図形
ノキアブランド攜帯4600萬臺に搭載されたバッテリーに過熱の恐れがあった問題で、製造元の松下が同攜帯電話バッテリーの交換を負擔することになった。ノキア中國公司は26日、BL-5Cバッテリー4600萬臺を交換、交換時に発生する直接の費用は松下側が負擔し、最高で総額1億7400萬ドルに上る見通しだと発表した。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
ノキア中國の広報総監の蔡蕓氏によると、同社グローバル本部は先週末にこの発表を行ったが、松下側はノキアによるバッテリーの無料交換で発生する直接費用を全額負擔することに同意したという。これには、配送、コールセンター、交換用バッテリー費用が含まれる。
松下はノキアの主要攜帯電話バッテリー製造者のひとつ。ノキアは8月14日、2005年12月から2006年11月までの間に松下がノキアのOEM生産を行ったBL-5Cバッテリーが充電中にショートして過熱、攜帯から外れる恐れがあることが発覚したため、対象となるバッテリー4600萬臺の無料交換を行なうことを発表していた。
「人民網日本語版」2007年8月26日