農(nóng)民の収入が急速に伸び、農(nóng)民の生活の質(zhì)は著しい向上
2006年の農(nóng)民1人當(dāng)たりの純収入は3587元となり、2002年に比べて1111元の増加、年平均278元の増加である。農(nóng)村部住民の1人當(dāng)たり純収入の伸び率は2002年の4.8%から、2006年の7.4%に拡大し、「第10次五カ年計(jì)畫(huà)」期の前3年間における?yún)雺埣鹰讴`スの低局面から脫け出し、新たな急速上昇の時(shí)期に入っている。2004―2006年において、農(nóng)民の収入増加は3年連続300元を上回り、歴史上未曾有の伸びを見(jiàn)せた。農(nóng)村就業(yè)構(gòu)造の変化にともない、農(nóng)民の収入構(gòu)造にも新しい特徴が現(xiàn)れている。
1、給與性収入が農(nóng)民の収入増の主な要因となっている。2006年の1人當(dāng)たり給與性収入は2005年に比べて200元増加し、農(nóng)民収入増への寄與度は60.2%。
2、家庭経営収入の比率は引き続き低下し、給與性収入の比率は安定的に上昇している。2006年の農(nóng)家の1人當(dāng)たり純収入は1931元で、農(nóng)民の1人當(dāng)たり純収入に占める比率は53.8%となり、2002年に比べて6.2ポイント縮小した。1人當(dāng)たりの給與性収入の農(nóng)民1人當(dāng)たり純収入に占める比率は38.3%となり、2002年に比べて4.4ポイント上昇した。
収入の不斷の増加が農(nóng)村住民の生活改善の基盤(pán)となっている。農(nóng)村住民の1人當(dāng)たりの生活消費(fèi)支出は2002年の1834元から2006年の2829元に増え、年平均249元増加した。農(nóng)村住民の消費(fèi)構(gòu)造にも絶えず改善が見(jiàn)られ、生活水準(zhǔn)は全面的小康社會(huì)の目標(biāo)に近づきつつある。それは、主に次のいくつかの面に現(xiàn)われている。
1、エンゲル係數(shù)は2002年の46.2%から2006年の43.0%まで、3.2ポイント低下し、農(nóng)村住民の消費(fèi)構(gòu)造が合理化し続けていることを示している。
2、発展と享受型消費(fèi)関連の支出は急速に伸びた。2006年の農(nóng)村住民の文化?教育?娯楽、醫(yī)療?保健、交通?通信関連の支出はそれぞれ305元、192元、289元に達(dá)し、2002年に比べてそれぞれ45.2%、84.6%、124.0%増となった。
3、現(xiàn)金消費(fèi)比率の伸びが比較的加速している。全國(guó)の農(nóng)村住民の生活消費(fèi)の中の現(xiàn)金支出は、2002年の1468元から2006年の2415元まで増え、64.6%増となった。現(xiàn)金消費(fèi)が消費(fèi)総額に占める比率は2002年の80.0%から85.4%となり、5.4ポイント上昇した。これは、農(nóng)村住民消費(fèi)の市場(chǎng)化の程度が絶えず高まっていることを意味するものである。
4、情報(bào)化設(shè)備が急速に農(nóng)村住民の家庭に入っている。農(nóng)村住民冷蔵庫(kù)など耐久消費(fèi)財(cái)の100戸あたりの保有率が著実に伸びていると同時(shí)に、電話機(jī)、攜帯電話およびコンピュータなどの情報(bào)化設(shè)備の農(nóng)村部における普及率も伸びている。2006年、農(nóng)村住民100戸あたりの電話機(jī)保有數(shù)は64.1臺(tái)となり、2002年に比べて23.3臺(tái)増加し、攜帯電話は62.1臺(tái)で、48.4臺(tái)増加し、コンピュータは2.7臺(tái)で、1.6臺(tái)増加した。
農(nóng)民の純収入の急増が農(nóng)村における貧困扶助事業(yè)の発展を大いに促進(jìn)している。農(nóng)村の貧困人口と低収入人口は減少し続け、年平均1人當(dāng)たり純収入が693元という農(nóng)村の絶対的貧困ラインに基づいて推計(jì)すると、2006年の農(nóng)村貧困人口は2148萬(wàn)人で、2002年に比べて672萬(wàn)人減少し、貧困率は2.3%で、2002年に比べて0.7ポイント低下した。農(nóng)村低収入人口は3550萬(wàn)人で、2002年に比べて2275萬(wàn)人(39.1%)減少した。