■「中國インターネット大會2007」における張朝陽?捜狐董事局主席兼CEOのスピーチより」
過去10年でインターネットは、人々の生活や仕事の形を、ある種想定外の方法で変えた。インターネットの登場により、誰もが情報の詰まった頭脳を手にすることになった。
中國のインターネット産業の成功は第1に、政府による積極的な推進策の結果である。インターネットが発展する過程において、管理層はインターネットに対して一貫して、開明的で、開放的で、発展を奨勵し、積極的に管理する政策を取り続け、管理の過程においても硬直化することなく、新たな狀況に応じて、絶えずさまざまな政策を打ち立ててきた。これが中國のインターネット産業の、十分な発展を可能にしたのである。
同時に、中國のインターネット産業の成功は、市場化の結果でもある。その起點の低さから、ほぼ誰でもがウェブサイトを開業することができた。リスクキャピタルや上場ルートのスムーズさも、創意と才知に富む中國の若者の資本獲得を容易にした。これが無數の「草の根」サイトの急速な臺頭を可能にし、多くの人々がインターネット産業に身を投じる夢と情熱を抱き、無數のインターネット企業が創業された。
インターネットの世界では、千軍萬馬が前進し、大小さまざまな會社が市場を育成し、多様なモデルを生み出している。どのモデルが生き殘れるかを最終的に決定するのは、インターネットの利用者だ。
最後に、インターネットの世界で生き殘れるのは、いずれも極めて高い競爭力を備えた會社だ。こうした競爭力は、どんな偉大な管理ノウハウに依拠したのでもなく、市場の中から得られたものだ。「武術學校」で學んだ理論と技法ではなく、実戦の取り組みを基にした、真のカンフーだ。
中國企業が中國のインターネットを獨占することができたのは、この原因による。中國のインターネット産業は、こうした活力を保ち続けていくべきだ。
インターネットはすでに主流社會に入り込み、各人の生活の欠かせぬ一部となっている。われわれインターネット企業は、中國のインターネット産業を引き続き急成長の「追い越し車線」に乗せ、中國を世界最大のインターネット人口と、最も優れたネットワーク技術を持つ、最も革新的な社會にしていくべきだ。
「人民網日本語版」2007年11月5日