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中國企業海外進出の時代 対日投資が拡大 |
発信時間: 2008-05-11 | チャイナネット |
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中國は、外資系企業を受け入れる時代から、中國企業が海外進出する時代に入りました。
2006年末時點の中國の対外直接投資をみると、殘高で906億ドル、世界172カ國?地區に及んでいます。対內直接投資殘額の10%余りですが、その差は今後、急速に縮小するとみられています。
中國の対外直接投資での注目點は、M&A方式(注1)による中國企業の海外展開が増えてきていることです。2006年は、対外直接投資の40%がこのM&A方式でした。
國家戦略として1999年に打ち出された「走出去」(中國企業の海外進出のこと、狹義では、中國企業の海外直接投資)が、いま、世界経済で急速に注目されてきています。
期待される対日「走出去」
先日、日本で日中経済交流を推進している中國政府高官と話す機會がありました。筆者が「中國企業の海外進出が増え、中國政府も、最近、國外経済貿易合作區(注2)を設立するなどして、これを積極的に支援していますが、対日進出も増えると思われますか」と水を向けたところ、この高官は「対日進出に魅力を感じている中國企業はまだ多くはありません。ただ、中國企業の誘致に関心をもつ地方公共団體や関係機関?団體も出てくるなど、これから増えることを期待したい」と言っていました。
それでは、日本企業の関係する中國の「走出去」の最新事例を紹介しましょう(注3)。
ファンド會社の攻勢
今年1月、中國の漢鼎亜太會社をM&Aし、日本の研究開発力、ブランド、中國での低コスト生産と巨大市場を組合せたビッグビジネスを展開して行くと宣言しています。
このM&Aの事例には、ファンド會社によるM&Aの増加、海外ブランドの獲得、研究開発力の確保といった昨今の中國の「走出去」の特徴がよく現れています。
取引関係にある日本企業が中國企業にM&Aされた場合、新たなビジネス関係が構築されることになります。中國企業の単獨対日進出は言うに及ばず、ファンド會社と組んだ中國企業の対日進出は、今後間違いなく増えてくるでしょう。
高成長を背景に富裕層の拡大する中國に対し、輸出先としてのイメージを急速に膨らませている企業関係者は少なくないようですが、今後、「対日投資國としての中國」が、日本で大きく意識されることになるでしょう。 ?
「人民中國」より2008年5月11日
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