(4)金融監(jiān)督の強化:今回の金融危機を引き起こした最も本質的な問題は銀行などの金融機関に対する監(jiān)督が不足していたことだと、多くの人が考えている。今回のサミットでは、これらの機関に対する國際的な監(jiān)督をいかに強化し、似たような危機が今後も出現(xiàn)することをいかに防ぐかが話し合われる。銀行の自己資本比率の引き上げが要求されたり、リスクをもたらす可能性のある金融機関が監(jiān)視の対象となったりといった措置が考えられる。いわゆる「オフショア金融センター」や「タックスヘイブン」なども規(guī)定に従った運営が必要となる。
(5)保護主義への反対:金融危機の深刻化に従い、不況に陥った國が保護貿(mào)易主義を取り、世界貿(mào)易に悪影響をおよぼすのではないかという心配が広がっている。今回のサミットでは、貿(mào)易の開放性を維持するという約束が重ねて確認され、ドーハラウンドの協(xié)議プロセス加速が呼びかけられる見込みだ。
(6)発展途上國の支援:金融危機の打撃が最も深刻なのは、発展途上國と貧困國だ。世界銀行の予測によると、世界の貧困人口は今年、金融危機によって5300萬人増えることになる。今回のサミットでは、発展途上國に資金援助を提供するという約束を守ることが參加首脳らに促されることになっている。
「人民網(wǎng)日本語版」2009年4月2日
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