國務院新聞弁公室は1日午前10時、発展改革委員會の張國寶?副主任（國家エネルギー局局長）らを招いて記者會見を行った。張副主任らは、中國エネルギー産業(yè)の分野での國際金融危機への対応と経済発展の促進に関する狀況を説明し、記者の質(zhì)問に答えた。「新華網(wǎng)」が伝えた。

　CCTV記者：新エネルギー発展計畫はすでに國務院に申請されたということだが、同計畫の重點は何か。いつごろ打ち出されるのか。

　國家エネルギー局は現(xiàn)在、新エネルギー発展計畫の制定を準備?研究している。4月2日の起動から2カ月近くの期間に、我々は、部門?地方?企業(yè)?専門家などからの幅広い意見を聴取し、比較的まとまった討論用草稿をほぼ作成した。

　だがこの計畫にはさらなる研究が必要だ。手続きに照らして、國家発展改革委や國務院への申請もすませなければならない。條件が整った時に、適切な時機を見て打ち出していく。

　新エネルギーの境界引きは難しく、各國で見方はばらばらだ。新エネルギー発展計畫の制定にあたっては、新エネルギーを主に2つに分けた。一つは、風力エネルギーや太陽エネルギー、バイオマスエネルギーなどの全く新しいエネルギー。もう一つは、従來のエネルギーに技術(shù)的変更を加えることで形成される新エネルギー。クリーンで高効率な石炭利用や自動車用の新型燃料、スマートグリッド（高性能送電網(wǎng)）などがこれに含まれる。

新エネルギー発展計畫は次の5つの枠組みからなる。（1）中國の新エネルギーの現(xiàn)狀と傾向、（2）指導的思想と基本的原則、（3）計畫の目標、（4）活動任務と重要項目、（5）政策保障措置。

　同計畫には3つの意義があり、「一石三鳥」と言える。第一に、目下の金融危機に際して、內(nèi)需を拡大させ、投資を引っ張り、就業(yè)を増加させるという意義。第二に、気候変動に対応するためにエネルギー構(gòu)造を調(diào)整し、持続的エネルギーによる持続可能な発展を?qū)g現(xiàn)するという意義。第三に、今後の経済発展に向けて先手を取り、エネルギー分野での中國の國際競爭力を向上させるという意義だ。

　「人民網(wǎng)日本語版」2009年6月1日