日本のビールメーカー大手「アサヒビール」の池田弘一CEOはこのほど、「中國(guó)のビール市場(chǎng)はここ10年近くで大きく成長(zhǎng)し、世界ビール市場(chǎng)のトップの位置を占めるようになった」と語り、「中國(guó)と日本のビール産業(yè)は強(qiáng)い相補(bǔ)性を持っており、両者の協(xié)力には大きな潛在力がある」との見方を示した。「中國(guó)新聞網(wǎng)」が伝えた。
池田CEOは取材に対し、「毎年夏になると日本で繰り広げられるビール販売合戦の光景は変わらないものの、金融危機(jī)や人口減少などの影響は大きく、日本のビール市場(chǎng)は急速に規(guī)模を縮小しており、昨年だけで4%前後も縮小した」と語った。それに対し、中國(guó)のビール市場(chǎng)はここ10年近くで不斷に拡大し、03年には世界最大のビール市場(chǎng)となっている。
中國(guó)市場(chǎng)の拡大は日本のビール會(huì)社の注目を集めている。アサヒビールの日本での売り上げは減少傾向にあるものの、中國(guó)での売り上げは2ケタ成長(zhǎng)を?qū)g現(xiàn)している。
中國(guó)のビール産業(yè)の変化に対し、池田CEOは深い印象を持っている。池田CEOによると、中國(guó)には十?dāng)?shù)年前、800社以上のビールメーカーがあり、生産規(guī)模や技術(shù)レベル、ビールの味はピンからキリまであった。だが現(xiàn)在、中國(guó)のビール生産は大規(guī)模化を?qū)g現(xiàn)し、メーカー數(shù)も300足らずとなった。生産を集約化した大グループも出現(xiàn)し、ビールの品質(zhì)や口當(dāng)たりも大きく改善された。
中國(guó)のビール生産は現(xiàn)在、品質(zhì)管理を進(jìn)めているだけでなく、環(huán)境保護(hù)への意識(shí)を強(qiáng)めている。この面で、日本企業(yè)のすぐれた技術(shù)には中國(guó)の不足を補(bǔ)う能力がある。アサヒビールの北京工場(chǎng)では、日本の成熟した技術(shù)が使われ、工場(chǎng)の汚水問題も大きく改善されている。処理済みの汚水では金魚を飼うことさえできる。アサヒビールの工場(chǎng)では廃棄物を生み出さない生産が徹底され、資源の100%の回収と再利用が実現(xiàn)されている。
「我々の中國(guó)進(jìn)出は、安価な賃貸料や労働力だけが目當(dāng)てではない。中國(guó)市場(chǎng)の一員として、中國(guó)の消費(fèi)者や顧客に歓迎される企業(yè)となるためだ」と池田CEOは語った。
「人民網(wǎng)日本語版」2009年6月17日