▽一人當たりGDPの格差は13倍近く
中國GDPのランキングは世界の注目を集めてきた。一部の専門家は、中國が數年のうちに米國を超えて世界最大の経済國になるとの予想を打ち上げている。だが傅氏によると、中國GDPの米國超えにはまだしばらくの時間がかかる。08年の米GDPは14兆3千億ドルにのぼり、中國の3倍余りに達している。
中國のGDP総量が日本に近付いているとはいっても、日本の一人當たりGDPは中國の13倍近くにのぼる。易憲容氏はこれについて、「中國の人口は日本よりはるかに多く、GDP総量だけを見るのにはあまり意味がない。我々(中國人)はあまり自分を過大評価してはならない」と語る。
易氏によると、中國政府はすでに、GDPの成長だけを単純に追及する考え方を調整している。第17回黨大會の報告でも、「経済の発展は、ある國や地域の一人當たりの実質的な福利が伸びていく過程であり、社會的財産の量が増加することだけを示すものではない。(経済発展という概念には、)社會的財産の質的グレードアップ、つまり経済構造や社會構造の変化、生産効率の向上、人々の生活クオリティーの改善なども含まれる」との立場が示された。
「人民網日本語版」2009年6月23日
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