▽第2ラウンド:2006年から2008年まで
中國:日本を猛追
日本:足踏み狀態
「中國は安定的?急速な発展を遂げ、日本経済は鈍化」
この時期の2006年には、中國経済が世界4位の地位を順調に獲得し、翌07年にはドイツを抜いて世界3位に躍進した。この間、日本は世界2位の経済體の地位を保ちはしたが、経済発展のペースは明らかに鈍化し、特に08年には日本経済研究センター(JCER)がわずか0.7%というGDP成長率予測を打ち出した。この時期に中日両國の距離は一層縮まったといえる。
《専門家の解説》
中國:マクロ環境の改善が経済の急速な発展をもたらした
06年から08年にかけて中國経済が急速に発展したことは、徐々に改善されたマクロ環境と大いに関係がある。夏教授によると、中でも公共の財政という理念が普及し、社會保障システムの建設などの措置が取られたことを通じて、政府の役割が「管理する政府」から「サービスを提供する政府」へと徐々に変わってきた。
中國の経済発展の大きな優位點は、製品とサービスを自ら生産し、自ら消費できるということにある。だがこれは同時に折れやすい「肋軟骨」でもあり、往々にして製品の質とサービスが重視されず、海外では勝負できないようなものになり、中國の長足的な発展にマイナス影響をもたらすことにもつながる。
日本:西側諸國からの影響が大
韓調査研究員は「日本経済は西側諸國のシステムとの関わり合いが密接だ。これが日本のGDPの伸びが西側諸國の経済に大きく影響されるということの重要な原因だ」と指摘する。
中國は対外開放を行ったが、日本に比べれば西側諸國との交流や流通はまだそれほど多くはない。
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