貿(mào)易については、中國の輸出入も年平均で8%増加しており、世界の平均伸び率5%を上回っている。中國の貿(mào)易総額は2020年までに6兆4000億ドルに達(dá)し、世界の貿(mào)易総額の13%を占め、米國を超え世界トップに躍り出る。その上、中國の貿(mào)易は輸出超過から輸入超過に転換する見通し。2020年、人民元が國際貿(mào)易決済に占める割合は、中國が世界貿(mào)易に占める割合とほぼ一致し、人民元が準(zhǔn)備資産に占める割合もこれを上回る可能性がある。
人民元國際化にはまだ障害が存在する。まず、中國の経済成長(zhǎng)は輸出と投資に過度に依存しており、輸出超過と投資超過が人民元の國外への流出を妨げている。しかし、これは人民元國際化の最も重要な條件である。貿(mào)易と投資がすべて人民元で決済されても、輸出超過と投資超過は輸入支払と対外投資により流出した人民元を完全に吸収し、國外における人民元流動(dòng)性不足につながる。したがって、人民元の流動(dòng)性需要を満たすためには、外貨準(zhǔn)備を大幅に増やすことでドルなどの外貨の流入を人民元の流出につなげる以外方法はないかもしれない。
人民元の國際化プロセスには、中國資本市場(chǎng)のさらなる対外開放と規(guī)模の拡大により、國外の人民元保有者に投資可能な「資産プール」を提供することが伴われる。人民元の利率と為替レート形成メカニズムの一層の市場(chǎng)化により、人民元保有リスクが低下する。資本項(xiàng)目下の資金流動(dòng)の管理も緩和され、人民元資産投資家の投資の安全性と収益性に対する要求は満たされる。
これらの動(dòng)きはすべて中國の通貨?金融監(jiān)督管理手段の健全化を促すものである。
10年以內(nèi)に人民元が自由兌換通貨となることは難しいが、人民元は安定した上昇を続けるだろう。2020年までに対ドルレートは60%以上上昇し、年平均伸び率は4.5%となる予想。
「チャイナネット」 2009年9月30日
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