2009歐州アジア経済フォーラム稅関?実業界協力サミットが16日、西安で開催された。出席した代表らは「歐州とアジアの通関高速ルートを貫通させ、港灣から內陸へ広がる物流ルートを構築し、中國と歐州?アジア諸國の貿易安全と利便性を推進する」とのテーマをめぐり、熱い討論を交わした。「人民日報海外版」が伝えた。
サミットでは、中國、カザフスタン、キルギスタン、ロシア、タジキスタン、ウズベキスタン、モンゴル、アゼルバイジャンなどの稅関責任者、上海協力機構(SCO)秘書処代表、および中國と関連諸國の実業界代表が、「貿易安全と利便性を推進する西安イニシアティブ」を採択した。同「イニシアティブ」は、地域內各國稅関による監督管理の相互展開、法規遵守互助、情報交換などの分野で実務協力を推進すべきだと明記、地域內関連諸國間の港灣管理ウィンウィン協力を深化させ、地域內各國稅関および関連政府機関と実業界の緊密なパートナーシップを構築するとしている。
中國稅関は近年來、歐州?アジア通関高速ルートを不斷に延長しており、昨年には上海港、営口港から満州里を経てモスクワまで続く歐州?アジア鉄道ルートが開通、同ルートは従來の連雲港から阿拉山口を経てモスクワに至るルートよりも8-10日間短縮している。
烏魯木斉(ウルムチ)稅関は定期申告、優先処理、24時間実地監督管理の3大高速化措置を採用したことで、カザフスタンとの國際原油パイプラインの高速化を実現した。南京稅関は烏魯木斉(ウルムチ)稅関と協力し、全天候型監督管理サービスを提供、中央アジア産綿花の中國市場へのスムーズな輸入に1本のグリーンルートを切り開いた。中ロ貿易最大の都市?満州里では稅関が、輸入される原油、化學肥料、および輸出される自動車、果物?野菜類などのために、「グリーンルート」を開通させた。
中國稅関は現在、情報化手段を活用して資源の統合を行っており、內陸部と國境稅関の全面的協力を徐々に実現している。歐州アジア経済フォーラムは2005年に始まり、SCO加盟國と準加盟國が主體となり、SCOがカバーする広大な歐州?アジア地區に視線を合わせた、開放的なハイレベルな國際會議。2007年からは、同フォーラムは毎年、中國?西安で開かれることになっている。
「人民網日本語版」2009年11月17日 |