廈門(アモイ)海滄保稅港區第1期プロジェクトが12日、國務院連合検収チームの検査に無事通過した。同保稅港區を筆頭に、保稅物流パーク、保稅物流センター、保稅區、輸出加工區を中樞とし、公共でも個人でも使える保稅倉庫と輸出管理倉庫をサービスステーションとする多元化保稅物流管理システムが全面的に形成された。
廈門海滄保稅港區は2008年6月に國務院の認可を得て設立された、全國では7番目、福建省では初の保稅港區。海滄保稅港區第1期プロジェクトの営業面積は4.35平方キロメートル、嵩?ふ頭、國際コンテナふ頭、海潤ふ頭、保管物流パーク、廈門輸出加工區といった5つの部分で構成、內部は保稅加工區、保稅物流パーク、現代港區の3エリアに分かれ、各エリア間は完全封鎖の高架道路か地下道でつながり、封鎖された統一管理區域となっている。
同保稅港區は外向型経済の比較的発達したビン南の黃金三角地帯に位置し、背後には海峽西岸経済區が広がり、海を隔てて臺灣島を臨める。稅関の統計によると、昨年はビン南の廈門、ショウ州、泉州といった三地で1226億ドル近く、5000萬トンを超える輸出入を実現した。
同保稅港區の営業開始によって、廈門港は長江デルタと珠江デルタの間の重要な國際ハブ港灣となり、廈門特區と海峽西岸経済區の開放度が全面的に高まると期待される。
「人民網日本語版」2010年1月13日 |