工業と情報化部の李毅中部長はこのほど記者の取材を受け、「電気自動車が市場に出れば、同じレベルのディーゼルエンジン車より価格が數萬元か十數萬元高くなる。國は今、個人の購買を奨勵するために補助政策を検討しているところで、補助額は6萬元前後を考えている」と明らかにした。
現在のところ中國ではまだ、新エネルギー車の基準は確立されいない。その一方で國家電網や中國石油化工などの國有企業は次々と充電スタンドを設置し、中國普天などの國有企業はすでに整った新エネルギー車の運営モデルを開発した。
こうした新エネルギー車の中國での発展狀況について李部長は、関連基準をできるだけ早いうちに確立し、関連措置も整えなければないと述べ、「當面の急務は管理體制上のことで、管理部門を明確にし、関連の技術基準や市場參入のハードルや産業政策などを制定して、盲目的な投資や重複建設を避ける必要がある。國務院はこれらの問題を高度に重視し、制度や方案などを研究しているところだ」と語った。
李部長によると、國內の一部の企業は新エネルギー車の試作車を開発しているが、量産には入っていないという。「中國の自動車が100キロ走行するのに必要なガソリンは米國より1割多く、西ヨーロッパや日本に比べると2割から3割も多い。そのため中國の自動車産業における省エネや二酸化炭素排出削減の潛在力は大きく、その任務も重い。これからはこうしたことが依然として主要な課題だ」
「チャイナネット」 2010年3月18日