中國財政部が発表した3月の歳入狀況によると、今年第1四半期の財政収入(歳入)は伸びが加速している。財政部は、通年では先細りになると予測している。
データによると、3月の國全體の歳入は前年同月比36.8%増加し、6023億4400萬元(約8兆1201億5300萬円)となった。第1四半期の歳入は前年同期比34%増加し、1兆9627億700萬元(約26兆4494億7800萬円)となっている。
歳入のうち、稅収は前年同期比35.9%増加し、1兆7702億5500萬元(約23兆8508億500萬円)となった。
財政部の分析によると、今年の第1四半期、國全體の歳入は前年の第3、第4四半期と比べ、同月比13.8%増加、2008年の第1四半期と比べると、同22.9%増加した。この2年間の平均成長率は10.9%で、回復的な成長だという。前年の歳入が大幅に落ち込み、前年同期が低くなっているため、今年の前半數カ月間の歳入は一定の持ち越し効果により、伸び率が高くなると見込んでいる。だが、昨年5月からは歳入が回復し始め、特に8月以降は、その伸びが加速しており、前年同期が次第に上昇しているため、5月以降の歳入の伸びは平行して落ち込み、通年では先細りになると見られる。第1四半期の歳入の伸びが急速に増加した要因としては、前年同期が低かったことのほか、経済の持続的な回復による稅収の増加、精製油価格および稅費改革、たばこ製品に対する消費稅率の引き上げなども挙げられるという。
また、歳出の狀況から見ると、3月の國全體の歳出は前年同月比18.3%増加し、5923億9500萬元(約7兆9827億7600萬円)となった。第1四半期の國全體の歳出は前年同期比11.9%増加し、計1兆4329億9600萬元(約19兆3149億9700萬円)となっている。
「人民網日本語版」2010年4月21日