今年4月、中國の輸出額は1199億2千萬ドル、輸入額は1182億4千萬ドルに上り、16億8千萬ドル(前年同月比87%減)の貿(mào)易黒字となっって、中國は貿(mào)易黒字國に「復(fù)帰」した。
今年1-4月の最大の貿(mào)易パートナーは引き続き歐州連合(EU)で、EU?中國間貿(mào)易額は前年同期比34.6%増加の1377億7千萬ドルに達(dá)した。
市場で予測された貿(mào)易赤字の継続という局面は出現(xiàn)せず、中國は今年4月に再び貿(mào)易黒字國となった。稅関総署が今月10日に発表したデータによると、4月の輸出入額は2381億6千萬ドル(前年同月比39.4%増)、輸出額は1199億2千萬ドル(同30.5%増)、輸入額は1182億4千萬ドル(同49.7%増)で、16億8千萬ドル(同87%減)の貿(mào)易黒字となった。
今年3月の対外貿(mào)易は輸入が輸出を72億4千萬ドル上回り、約6年ぶりの貿(mào)易赤字となった?,F(xiàn)在の輸出の好転は、主に海外ニーズが回復(fù)的な伸びを示していることによる。
対外貿(mào)易データの中で特に注目を集めるのは、大口商品の輸入狀況とその価格情勢だ。あるデータによると、今年1-4月の鉄鉱石輸入量は2億1千萬トンで前年同期比11.6%増加し、平均輸入価格は1トンあたり100.3ドルで同27.2%上昇した。大豆輸入量は1523萬トン(同9.9%増)、平均輸入価格は1トンあたり452.1ドル(同13.3%上昇)だった。オーストラリア?ニュージーランド銀行中國経済研究部門の劉利剛総監(jiān)は「中國の大口商品輸入価格の前年同期に比べての上昇傾向は明らかで、中國が引き続きインフレ狀態(tài)にあることがわかり、このことが今後數(shù)カ月間、消費(fèi)者物価指數(shù)(CPI)を押し上げるとみられる。中國が打ち出した不動(dòng)産業(yè)を?qū)澫螭趣筏恳贿Bの調(diào)整?抑制措置により、鉄鋼などの産業(yè)に一定のマイナス影響が生じ、短期的には鉄鉱石などの大口商品に対するニーズが抑制される可能性がある」と話す。
主要貿(mào)易パートナーとの二國間貿(mào)易をみると、今年1-4月も引き続きEUが一番目のパートナーで、貿(mào)易額は1377億7千萬ドル(同34.6%増)に達(dá)した。米國との貿(mào)易額は1071億8千萬ドル(同25%増)。日本は東南アジア諸國連合(ASEAN)をわずかに上回り、貿(mào)易額は886億6千萬ドルに達(dá)して同37.5%増加した。
「人民網(wǎng)日本語版」2010年5月11日