上海萬博観光PR活動指導(dǎo)チーム會議は、萬博による最も直接的な観光収入を800億元と予測している。このうち入場券だけで60億元を超える。上海市観光委員會は、萬博の影響で、今年の上海の観光外貨収入は80億ドル、観光総収入は3100億元前後に達(dá)し、全市GDPに占める観光業(yè)の割合は9%に多すると予測する。
上海萬博の持つ広範(fàn)な波及効果は、上海の観光業(yè)や関連観光産業(yè)を牽引するのみならず、周辺地域ないしは華東地域全體、さらには中國全體の観光業(yè)の発展に対しても同様に計(jì)り知れない作用をもたらす。
近年來、各都市間の鉄道?道路?水路?航空の全面的な接続、特に高速鉄道網(wǎng)、高速道路網(wǎng)の整備によって、上海を中心とする長江デルタは一層緊密な一體化が進(jìn)んでいる。最短38分、最長3時間で長江デルタのどの都市にも到著できることで、上海にさらに多くの顧客源がもたらされただけでなく、上海デルタの各都市も上海萬博による観光ビジネスチャンスをより多く分かち合うことができるようになった。上海萬博には7000萬人が來場し、そのうち30ー35%が長江デルタにも足を伸ばして観光すると見込まれている。つまり長江デルタに2000萬人の観光客が訪れるわけだ。
それだけではない。長江デルタの各都市は、萬博ピーク時に上海市內(nèi)で宿泊先を確保できなかった観光客の受け皿ともなる。長江デルタの観光業(yè)者、ホテル経営者にとって良いチャンスだ。今回の萬博を通じて、長江デルタの観光業(yè)の融合が加速し、最終的にはリソースを共有し、強(qiáng)みを補(bǔ)完し合う長江デルタ観光圏が形成されるに違いない。この面で最も理想的なビジョンとして、1970年の大阪萬博後に形成された関西経済帯にまさるものはない。その後10年続いた急速な発展により、日本経済の成長が促されたのだ。
他の省や直轄市も、しっかりと時機(jī)を捉え、萬博という交流の場を広く開拓し、萬博のテーマを各々の特有の観光市場と結(jié)びつけるとともに、地元の特色ある観光商品を全世界に向けてPRしていくべきだ。
「人民網(wǎng)日本語版」2010年5月11日