世界の自動車産業界での競爭の中で、韓國と日本とは常に「コスト削減競爭」で互角に戦ってきた。それがこのほど突然、トヨタ本部のトップは「トヨタ車の価格は韓國のライバル社より高いため、2013年をめどに30%の値下げを行い、現代汽車などの韓國車との戦いに備えたい」と表明した。「広州日報」が伝えた。
値下げという「劇薬」について、トヨタの在中國合弁企業である広州豊田汽車有限公司の責任者は、今は狀況把握に務めている段階だが、競爭の激化で販売ルートの改革が必要になっていることは間違いないと話す。
広州市場をながめると、韓國車の価格は軒並み日系車より低い。迷った末に11萬元の韓國車を購入したトウさんは「10萬元から15萬元の車にしようと決めていた。日系車の価格性能比は韓國車ほど高くないと思う。同じ性能だと日系車なら15萬元だ。メンテナンス費用はほとんど変わらない」と話す。
「人民網日本語版」2010年6月22日