今年に入り、中國國內の一部の大手製造企業(yè)は次々と賃上げを行っている。北京や上海、浙江、海南、陝西など20以上の省も最低給與レベルを引き上げた。
『中國証券報』は、賃上げは一つの風潮となり、中國の労働力コストが上昇したことを示すと指摘した。しかし、中國の「製造業(yè)大國」という優(yōu)位を変えることは中期的には難しい。また、中國は構造調整、モデルチェンジの促進に力を入れており、中國の工業(yè)経済は単純な大規(guī)模化から付加価値の上昇への戦略的な転換期に入ろうとしている。賃上げは「中國製造」レベルアップの促進剤とも言えるという。
専門家は、賃上げ、労働者不足など一連の労働コスト上昇の要因があるが、中國製造業(yè)の優(yōu)位性がなくなり、外資への魅力が低下したという結論を下すのは時期尚早だとしている。
ベトナム、インドやその他の新興國と比べて、中國製造業(yè)の発展環(huán)境や體系にほかにない優(yōu)位性を持っている。中國の工業(yè)生産額のGDP総量におけるウェートの大きさ、持続期間の長さは世界で唯一のもので、「中國製造」は中國の経済発展過程で大きな役割を果たしてきた。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」 2010年7月2日