米コンサルティング大手「ボストン?コンサルティング?グループ(BCG)」が1日発表した中國のデジタル化に関する報告書によると、中國のネットユーザーが1日にインターネットにアクセスする時間は米國の2倍を上回る約10億時間にのぼる。2015年には20億時間を超えると見込まれる。中國青年報が伝えた。
同報告書の調査は中國12都市で14歳から55歳のネットユーザー2千人を対象に行われた。
報告書の責任者Christoph Nettesheim氏(BCG中國事務所所長)は「中國におけるデジタル化市場の爆発的な成長は人口の要因によるものではなく、消費者の行為の転換、つまりデジタルメディアとeコマース(電子商取引)がネットユーザーの生活に浸透したことによるものだ」と説明した。
Nettesheim氏は「インターネット利用の急速な浸透は中國の経済と社會を根本から変革するとともに、企業に無限のビジネスチャンスをもたらしている」と指摘。報告書によると、SNS(ソーシャル?ネットワーキング?システム)サイトの成長につれて、中國のオンライン広告市場も急速な成長期を迎えていることが分かっている。オンライン広告が広告全體に占めるシェアは2008年の8%から2012年には20%に拡大すると見込みだという。
報告書は「中國という急速に変化する巨大市場を逃さないためには、中國の消費者がインターネットをどのように利用するかを知るべきだ」と指摘している。
「人民網日本語版」2010年7月6日