(10)中國資本企業が「ゾウを飲みこんだウワバミ」に
中國企業の吉利は18億ドルでボルボの全株式を取得し、比亜迪がダイムラーと提攜するとの噂が流れてから実際に提攜するまではわずか3カ月だった。こうしたニュースに多くの中國人が湧いたが、「小さい企業が大きなゾウを飲み込んで順調に消化できるのだろうか」との疑問も少なからず上がった。
寸評:中國企業數社による買収劇を上半期経済の十大注目點に並べるのはやや行き過ぎかもしれない。だが「中國企業の海外進出」が叫ばれてから長い年月が経過してはいるが、今回の買収劇には特筆すべき點がいろいろとある。吉利にしろ比亜迪にしろ、その海外進出の動きから「體は小さいが大きな智慧がある」ことがうかがえる。より需要なのは、経済の発展にともない、吉利や比亜迪のような「農村の若者が大スターを嫁に迎えた」ことだ。今後より多くの大スターが自ら農村に嫁ぐようになる可能性もある。
「人民網日本語版」2010年7月12日