工業情報化部の朱宏任報道官が20日、國務院新聞弁公室での記者會見で述べたところによると、昨年に工業生産の伸びが「前低後高」の様相を呈したため、今年下半期の工業生産の伸びはある程度落ち込みはするものの、通年の増加率は年初に打ち出された目標値の11%を上回ることが予想されるという。
朱報道官によると、中央政府が國際金融危機に対応し、経済発展モデル転換の推進を加速し、経済の安定的かつ急速な発展を維持するための一連の政策?措置を引き続き実施していることから、工業経済は全體として昨年下半期の回復?好転傾向を保ち、生産額も急速な伸びを保ち、企業の利益は大幅に増加し、従業員數も著しく増加し、さらに対外貿易における輸出狀況が継続的に好転し、マクロ調整が目指す方向へと発展を続けている。最新の統計によると、今年上半期には一定規模以上の工業企業(國有企業または年売上高500萬元以上の非國有企業)の生産額は前年同期比17.6%増加し、増加率は前年同期を10.6ポイント上回り、第1四半期(1-3月)を2ポイント下回った。
6月には一定規模以上の工業企業の生産額が前年同月比13.7%増加して、増加率は前月を2.8ポイント下回り、今年に入って月間増加率の低下幅が最も大きな月となった。
「人民網日本語版」2010年7月21日