8日間にわたる第7回中國(長春)國際モーターショーは、トヨタやフォルクスワーゲン、日産などの國際的な自動車メーカーが中國で生産拡大を発表後初の大型モーターショーとなる。今回のモーターショーは、各メーカーの産業(yè)配置や新車発表などに注目が集まっているほか、従業(yè)員の賃上げ圧力も話題となっている。新華社のウェブサイト「新華網(wǎng)」が伝えた。
金融危機以降、先進國國內(nèi)の自動車市場の販売臺數(shù)はガクンと落ち込んだが、大手自動車メーカーは中國経済の急成長や旺盛な消費ニーズに希望を見出した。
昨年、中國の自動車メーカーはいずれも巨額の利益を上げた。トップ5の自動車メーカーは、傘下の合弁會社が依然として主な利益の源となっている。
09年の上海汽車工業(yè)集団の年間販売臺數(shù)は272萬臺でシェアトップ、販売臺數(shù)は前年同期比57%増、純利益増加率は900%に達した。上海大衆(zhòng)(VW)と上海通用(GM)など合弁ブランドの販売臺數(shù)が全體の90%以上を占める。
巨大な利益を生むとして大手自動車メーカーの視線は中國市場に向けられている。今回の長春モーターショーで、トヨタはハイブリット?コンセプトカー3車種を含む史上最大規(guī)模の30臺を出展する。フォルクスワーゲンや日産も獨自の新型車をお披露目する。
トヨタ自動車の服部悅雄?中國総代表は「われわれは、2012年に生産開始する長春新工場の建設(shè)に向け、準(zhǔn)備に余念がない。トヨタは長春でどんどん事業(yè)拡大していく」と述べた。
中國市場の爭奪と同時に、合弁メーカーは従業(yè)員の賃上げ圧力にさらされている。「世界の工場」といわれる中國では労働生産率の向上と伴に人件費が徐々に上がってきている。
専門家は、人件費が上がっても、中國の自動車業(yè)界の投資リターン率はまだ高いと指摘する。「歐米の自動車大手の投資リターン率は本國では4-5%にすぎないが、中國では20%を超えている」と自動車経済分野の専門家で吉林省大學(xué)管理學(xué)院の葛寶山教授は話す。
長春國際モーターショーの討論會に參加する専門家によると、合弁メーカーが従業(yè)員に支払っている給料は収益全體のごくわずかにすぎない。コストが上がっても、中國の自動車市場にはまだ魅力があるという。
中國のブルーカラーの給料が現(xiàn)地の低賃金水準(zhǔn)を下回っていることは、自動車製造業(yè)に存在する普遍的な問題となっている。労働者の不満は給料が低いというだけでなく、近年自動車業(yè)界が急成長し高利益を上げているにもかかわらず、彼らにはなんの見返りもないことからきている。調(diào)査によると、昨年、自動車業(yè)界の賃上げ率は9.1%だった一方、自動車業(yè)界の生産?販売臺數(shù)の増加率は40%を上回った。
大手メーカーでは賃上げの連鎖反応が起きている。これで業(yè)界全體の賃上げがある程度後押しされるだろう。「問題が起きた企業(yè)には先見の明がない」と専門家は指摘し、労働に応じた分配、合理的な給料、専門的な研修を?qū)g施することで、従業(yè)員は企業(yè)により大きな価値を創(chuàng)造するとの認(rèn)識を示す。
「人民網(wǎng)日本語版」2010年7月23日