主要20カ國?地域(G20)は3日、カナダの首都オタワで、各國の議長らによる初の會合を開き、食糧の生産や安全保障、分配などについて話し合った。
カナダのキンセル上院議長は「世界の飢餓人口は10億人を超えている。食糧危機の原因には自然災害や景気の後退などがある」と指摘した上で、食糧危機を解決するため、食糧価格を安定させ、貿易障壁を撤廃することを呼びかけた。
中國全國人民代表大會常務委員會の蔣樹聲副委員長は「現在、世界の食糧安全情勢は依然として厳しく、とりわけ発展途上國が食糧危機の被害を受けている。各國は、食糧の安全保障に積極的に取り組む必要がある」と訴えた。
「中國國際放送局 日本語部」 2010年9月5日