日本政府観光局の統計によると、2009年7月と比べ、今年7月の中國人観光客の數は2.4倍の16萬5000人に達した。この増加幅は、同時期に日本を訪れた全外國人観光客の増加幅39%を大きく上回る。『日本経済新聞』は評論の中で、中國人観光客の消費額がほかの外國人観光客の平均消費額の2倍であることを考慮すると、中國人観光客の減少に伴い、一部の小売業は長期にわたり痛手を負うことになるとしている。
短期的な観光のキャンセルよりも、日本の観光業は、今回の事件で中國人の「日本製品への嫌悪感」が再び高まり、今後長期にわたり中國人の日本訪問や観光に影響が及ぶことを懸念している。日本の観光関係機関は、今年の中國人観光客の數は昨年の1.4倍以上になるという楽観的な予測を出していたが、すでに予測を下方修正することを発表している。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2010年9月26日