消費(fèi)と投資は、経済成長(zhǎng)を牽引する力の源泉であるため、高度経済成長(zhǎng)を後押しする過(guò)程で大きな力をもつ。多くの中國(guó)人観光客や投資家の訪日は、低迷の続く日本の経済にとって大きなプラスとなる。中國(guó)人観光客でさえ、中國(guó)人の日本での購(gòu)買力に驚きを隠せない。空港の免稅店はどこもかしこも中國(guó)人でごったがえし、街中には中國(guó)人観光客専門にサービスを扱う免稅店まである。店內(nèi)では中國(guó)人スタッフが対応、もちろん中國(guó)の銀聯(lián)クレジットカードが使え、銀聯(lián)カードの利用客に割引サービスを行っている店もある。中國(guó)人に一番の人気商品はなんといっても電子製品。その買い方は消費(fèi)に消極的な日本人とはまるで対照的だ。こうした中國(guó)人の購(gòu)買力が日本の內(nèi)需をけん引し、日本経済の景気づけに一役買っていることは間違いない。

中國(guó)人の高い購(gòu)買力に対し、日本國(guó)內(nèi)からは「中國(guó)が日本を買う」のではないかといったやや大げさな聲も出てきている。中國(guó)の経済は想像されるほど強(qiáng)大ではないし、中國(guó)人が國(guó)外で消費(fèi)をするようになってからまだそれほど経っていない。とはいえ、中國(guó)人は有頂天にならず、冷靜でいなければならない。

80年代の日本がいい例だ。當(dāng)時(shí)、日本経済は全盛期を迎えていた。1985年に米國(guó)に代わり世界最大の債権國(guó)となった日本は、世界に日本製品を広めた。特に日本の自動(dòng)車と電子製品は米國(guó)市場(chǎng)を席巻し、米國(guó)人は日本企業(yè)に対する恐怖心から攻撃までしかけた。日本人は土地や高級(jí)不動(dòng)産のほか、米映畫會(huì)社のコロンビア映畫までを買収し、「アメリカンドリーム」の聖地とされるハリウッドに乗り込んだ。一時(shí)は、全米の10％の不動(dòng)産が日本人の手に渡った。ところがバブルがはじけ、経済の法則に従わなかった日本には甚大なツケがのこった。中國(guó)人はこの悲慘な教訓(xùn)に學(xué)び、同じ鉄を踏まないようにしなければならない。

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2010年11月3日