今年10月の貿易黒字は271億5千萬ドルで、前月比103億ドル増加した。これを受けて、商務部の姚堅報道官は(1)10月の輸出増加率は前月より低下しており、対外需要の低迷がその主な原因だった(2)輸入は予想を下回り、特に加工貿易の増加率は18.6%にとどまって輸入全體の増加率を6.7ポイント下回った、との2點を指摘し、「この2つの要因が10月の貿易黒字を目立って拡大させた靜態的な要因だ。通年でみれば、貿易黒字は引き続き減少する見込み」と述べた。
最近、中國が反ダンピング?反補助金調査の対象となっていることについて、姚報道官は次のように述べた。中國の貿易額が世界全體の約10%を占めるという狀況の中で、中國が両調査の対象となったり貿易救済措置に直面したりするのが常態化するおそれがある。その背景には國同士の競爭や企業間の競爭が反映されている。中國は自國企業が國家間の競爭、企業間の競爭、産業間の競爭に參與することを支援すると同時に、相互利益の要求に基づいて、海外の産業との協力も促進していく。
「人民網日本語版」2010年11月17日