中國電力企業連合會が9日に発表した『中國全國電力需給と経済情勢分析予測報告』によると、2011年の全國の電力使用量は4兆7000億キロワット時に達し、前年比で約12%増加し、増加幅は2010年よりやや縮小する見通しであることがわかった。全國の電力需給はおおむね均衡維持となるが、冬や夏の発電用石炭の需給関係、河川の水の蓄積量、気溫の変化などの影響を受け、一部地域で電力需給がアンバランスになり、需給の矛盾が未だ存在する。
2011年の電力供給能力はさらに高まり、発電容量は新たに約9000萬キロワット増加し、全國の発電容量は年末には10億4000萬キロワットを上回る見込み。電力供給構造はさらに合理化され、クリーンエネルギーの発展が加速すると見られる。
また、新エネルギー発電、地域をまたぐ電力網の整備と農村電力網改造は電力分野の投資でけん引的役割を果たすと予想される。電力プロジェクト建設の年間投資額は約7500億元で、うち発電、電力網プロジェクト建設投資はそれぞれ約4000億元と3500億元になる見通し。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2011年2月10日