中國石油(ペトロチャイナ)は10日、カナダの天然ガス最大手エンカナのもつ「カットバンク?リッジ」の天然ガス権益の50%を54億カナダドルで買収すると発表した。雙方は折半出資の合弁會社を設立し、天然ガス分野で協力していくという。
中國石油の関係者は「証券日報」の取材に対し、「今回の買収に関しては、デューディリジェンスや取締役會および政府の承認が必要である」と述べた。
業界関係者は「中國石油は、オーストラリアでの巨額LNG取引成立以降、海外の天然ガス資源確保に全力を挙げているが、今回の買収もその大きな動きの一つである」と述べている。
この天然ガス資産には130萬エーカーの開発鉱區、日量約7億立方フィートの生産量、3400キロメートルのパイプライン、地下貯蔵設備が含まれるという。エンカナは今後、合弁プロジェクトの業務を引き続き行い、関連商品販売の責任も負うという。