今日のようなことが発生することは、シンクタンクの人たちの間で予想されていたが、それを真剣に考えてこなかっただけのことである。
リーマンブラザースの破綻によるショックで沿岸部で働いていた人たちが一時職を失い、帰省や転業を余儀なくされたことがまだ忘れ去られていないのに、今度はこの新しい波をかぶることになった沿海部もたいへんだろうが、これは経済発展の法則みたいなもので、これを上手に乗り越えればまた新しい天地が切り開かれるにちがいない。中國が本當の意味で近代化を実現するまでにはまだいろいろな波をかぶることをあらかじめ覚悟しておくことである。そうすれば、悠々とそれをサーフィンするように、乗り越えていけるのである。そして、その中で中國の特色ある金融、経済、行政の人材を次々と育てていくのである。これは大いにやり甲斐のある大プロジェクトである。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2011年2月14日