中國は多くの國際的責任を負うべきという意見は「理にかなっていない」
GNPで日本に及ばないことは明らかとなった。しかしながら、そのほかにも、中國経済の発展モデルがやや粗放的であることや、経済構造にも依然として問題が存在していることなど、中國の抱える問題はまだ多い。単位GDP當たりのエネルギー、水資源消費量は比較的多く、経済の質もさらに向上させなければならない。これに対し、高輝清主任は「中國がGDPで日本を抜いて世界2位になったことに対し祝福はできるが、喜ぶことはできない」と述べた。
高輝清主任は次のように述べた。「データ上では、中國は世界2位となった。しかし、実際、中國はまだ発展途上の段階にあり、先進國とはまだ大きな差がある。したがって、中國に対し、世界2位の経済大國として、國際的な責任を負うべきだという考えはあまりにも極端である」
高輝清主任は「GDPで世界2位になったとはいえ、中國は経済改革をさらに進めていかなければならない。次に私たちのすべきことは、経済発展の質を高め、人々の生活に恩恵を與えることである」と述べた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2011年2月15日