うさぎ年に當たる2011年、中國の高速鉄道にとっては「脫兎(逃げ出すうさぎ)」のごとく動きの速い年になりそうだ。中國の高速鉄道建設が今年、飛躍的な発展を遂げようとしている。中國紙、経済日報のウェブサイト「中國経済網」が18日付け米誌「ビジネス?ウィークリー」に掲載されたコラムニスト、デヴィッド?マイケル氏の文章を引用して伝えた。
マイケル氏は、中國の高速鉄道は向こう數年で歴史的な飛躍を遂げると指摘。いまは獨立して運行している高速鉄道が相互につながり、主要都市を結ぶ全國的な高速鉄道ネットワークが誕生する、と話す。「これは歴史的な飛躍となり、大規模な高速鉄道建設がもたらす波及効果は、中國経済を次の成長へと推し進める」。
中國で現在運行している高速鉄道はそのほとんどが獨立運行の段階にあり、ネットワーク化されていない。2011年に劇的な変化が起こるというマイケル氏。「向こう數カ月で中國の複數の高速鉄道が相互につながり、真の高速鉄道ネットワークが誕生する」との見通しを示す。
今年5月、総延長105キロの広州-深セン高速鉄道が運行を開始し、続いて6月に総延長1318キロの北京-上海高速鉄道、12月には総延長1107キロの北京-武漢(湖北省)高速鉄道が運行を開始する予定だ。そうなれば、北京から香港まで直通の高速列車で行けるようになる。
マイケル氏によると、北京-瀋陽(遼寧?。└咚兮煹坤陜趣碎_通するほか、上海-成都高速鉄道も今年12月に運行を開始する予定で、東西南北を貫く高速鉄道ネットワークがいよいよ誕生するという。
「人民網日本語版」2011年3月18日