経済誌「フォーブス」が選出した、2010年の裸一貫から成功した世界の女性富豪14人のうち、半分が中國大陸部の女性だった。この女性たちはビジネス界で揺るぎない地位を確立している。彼女たちの後ろには高い素質を備え、やる気に満ちた中國人女性が大勢控えている。こうした女性たちは中國経済の動力エンジンとして、ますますその重要性を高めている。「環球時報」が米ブルームバーグ社の記事の內容として伝えた。
中國は世界で最も急速に成長する経済體の一つであり、現在、熾烈な人材爭奪戦が繰り広げられている。中國の女性はここに優れた人材を提供している。ある調査によると、中國の雇用主の40%が適當な人材が見つからなくてポストが空いていると回答し、92%が中核的人材の不足により競爭力に影響が出ていると回答した。だが中國のホワイトカラーの女性の潛在力を最大化しようとしたり、潛在力を認識している雇用主はほとんどいないという。
米國?ニューヨークにある、労働と生活に関する政策を研究する機関が行った調査によると、中國の女性の大學卒業率は西側諸國の女性と同じく男性並みの水準にあるという。上海中歐國際商學院と清華大學が行った先端研究プロジェクトでは、経営管理學修士(MBA)の約40%が女性だった。これは米國で最も評価が高い大學並みの數字だが、この數字を除けば両者の違いは大きい。
大學に在籍したことのある中國の女性約1千人のうち、抱負があるとした人は65%に上り、米國の36%を大きく上回った。また中國の女性の76%が高いレベルの職業にぜひ就きたいと答えたのに対して、米國ではこの割合は52%にとどまった。
ある業界関係者によると、中國の女性と他國の女性とのこうした明らかな相違から、多國籍企業は女性社員に対して一律の対応をしてはならないということがわかる。複雑きわまりない市場で成功しようとするなら、女性を各企業の中國戦略の最も根幹の部分としなければならない。すべての企業にとって、中國の高い素質をもった女性を支援することは、やる価値のあるよいことというだけでなく、絶対に必要なことだといえる。
「人民網日本語版」2011年3月22日