「価格にして700億元の価値がある超大型の鉱床を発見した。スカンジウムの資源量は70トンを超える」。昨日午後、浙江省地質(zhì)探査局から得た情報だ。

鉱床を発見したのは同局の第一地質(zhì)大隊の隊員。昨日、正式に情報公開され、超巨大な鉱床を発見した話が口々に語られた。

古い銀鉱床から発見　金より高価値

一般的に、スカンジウムの資源量が10トンを超えれば、その鉱床は「大型鉱床」と呼ばれる。そして、今回発見したレアアース鉱床のスカンジウムは70トンを超えたため、「超大型」と呼ぶにふさわしい。

地域の調(diào)査は2007年から始まった。

第一地質(zhì)大隊はこの地域で、銀を主體とする鉱床を見つけており、800トンの銀と13萬トンの鉛?亜鉛が埋蔵されている。「ここは明と清の時代に採掘された古い鉱床である。銀を溶かして出たスラグの後も殘っていた。だから始めは、銀の採掘を目的としていた」と大隊の楊暁春技師は話す。

昨年下半期、徐剛隊長と楊技師が雲(yún)南省蒙自県にある鉛?亜鉛の鉱床を調(diào)査していたとき、鉛?亜鉛の鉱床にはレアアースが含まれている可能性があるという情報が耳に入った。彼らはすぐに自分たちが調(diào)査していた鉱床にもレアアースの元素が含まれているかもしれないと考えた。

浙江省に戻り、すぐに鉱床から採取したサンプルの化學検査を行うと、地質(zhì)専門家たちが驚くような結(jié)果が出た。やはりレアアースの元素が含まれていたのだ。なかでもスカンジウムの含有量が最も多く、鉱石1トンあたりに14グラム含まれており、工業(yè)で利用できる基準に達していた。

スカンジウムは金よりも価値のある金屬で、過去には金の価格の10倍になったこともあり、今でも4倍ほどになる。

発見した「寶の山」　その価値は700億元超