ボアオアジアフォーラムの曽培炎副理事長は15日に、「包容的発展を実現するために、各種の文明に対する傲慢さや偏見を捨ててほしい」と語った。
これは曽培炎副理事長がボアオアジアフォーラムの年次総會の「包容的発展」に関する討議で述べたもの。
曽副理事長は、「包容的発展は、各國が互恵共栄を図り、共に進歩や発展を求めたり、各國の文明がお互いに刺激を與えたりすることで発展するものである。各國は対立をなくし、対話を促し、理解を深め、協力を拡大すべきだ。アジア諸國がアジアを一つの家族と見なし、互いに尊重し合い、関心を寄せて協力の基礎を固めることができれば、包容的な発展はきっと実現できるだろう」と語った。
ボアオアジアフォーラムの理事長を努める日本の福田康夫元首相は「國家の幸せ」というコンセプトを提起し、「國家の幸せは國家の健康を示す指標であり、具體的には基礎教育のレベルや、法整備の情況、女性の地位などからなる」との考えを示した。
會議に參加している代表らは、経済のグローバル化や経済発展の成果と恩恵をいかにしてアジア各國の人々にもたらすか、また経済社會の協調発展を図ることなどについて議論した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2011年4月16日