上述の「條件」とは次のようなものである。一、國営企業および銀行改革の進展が、人民元の資本取引自由化のベースとなったこと。二、國際金融危機後世界で行われた金融の調整により、資本取引の自由化加速に適したタイミングが生まれたこと。三、我が國の大規模な輸出と豊富な外貨準備金が資本取引自由化の大きな支えとなっていること。四、市場経済體制の整備の進展と経済の開放度合いの深化が、資本取引自由化に関するコンセンサスを固めるのに有利に働いたこと。総合的にみると、我が國の條件は、ロシアや日本など多くの國が資本取引の自由化を発表したときよりも整っている?!竿ǔ?、資本取引の自由化には次の4つの條件が必要である。それは、安定したマクロ経済、整備された金融管理、豊富な外貨準備、安定した金融機関である。中國は現在、これらの條件をすべて満たしている。」謝平氏はこのように述べた。
「資本取引自由化の條件には內生性が含まれている?,F在中國が持ち合わせていない一部の條件は、開放が進む過程で徐々に成熟すると考えられる。必ずしもすべての條件がそろうのを待ってから、人民元の資本取引自由化を推進する必要はない?!箤熼T家の見解はこのように一致している。ある専門家は、「金融體系の安定、金融管理および國內資本市場の深化などの條件は可変的であり、相対的なものである。資本取引が開放されることで、國內資本市場が深化されることにつながることもあり得る」と述べた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2011年4月28日