世界の主要通貨である米ドルがアメリカ政府の政策により大幅な安値となっているため、世界の投資家が人民元に目を向けるのは當(dāng)然である。しかし、3兆ドルの外貨準(zhǔn)備を持つ中國が、財(cái)産が縮小するのを黙って待つはずがない。中國は今後、政府系投資ファンドの投資範(fàn)囲を拡大するなど、資産管理の多様化を模索するはずである。
そのほか、過剰に膨れた外貨準(zhǔn)備はインフレ圧力を拡大させ、過剰流動(dòng)性を抑制するために政府が採る通貨政策の効果を弱めてしまう。オニール氏は解決方法として、人民元切り上げの加速とレート変動(dòng)幅の拡大を挙げた。オニール氏は、「このようにすることで、人民元の動(dòng)向は読みにくくなる。これは人民元にとって良い事だ」との見解を示した。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」 2011年5月17日