経済の急速な発展が進むにつれ、インドのエネルギー需要がますます増大している。インドメディアはこのほど、「インドは今後天然ガスに依存する可能性が高い。しかし、急成長を遂げる中國と震災後エネルギー不足にあえぐ日本も天然ガスを必要としており、天然ガスをめぐる日中印の競爭は今後さらに激化すると考えられる。したがって、インド企業はエネルギー供給國との提攜を急がなければならない」と報じた。
印紙デカン?ヘラルドは5月30日、「インドは現在、世界最大の液化天然ガス輸入國の一つとなっている。しかし、日本の天然ガス需要の急増は、インドを含む新興市場による天然ガスの輸入を制限する恐れがある」と報じた。インドの専門家は、インドはオーストラリアやカタールなどの國家に対し、天然ガスの供給を求めるべきであると指摘した。
石油価格の高騰により天然ガス需要が急増している。これについて、デカン?ヘラルドは、「もし日本と中國に負けたくなければ、天然ガスの輸入契約をいち早く締結すべきだ」と報じた。デカン?ヘラルドの報道によると、天然ガス輸入に関する競爭は日増しに激化している。日本は原発事故が引き起こした電力不足により、天然ガスの輸入を加速させている。そのほか、中國も天然ガスの輸入量を2020年までに4600萬トン(2010年は900萬トン)に増やすと発表している。これをうけ、インドの専門家は、インド企業は國外のサプライヤーと10~15年の中期エネルギー契約を結ぶべきだとの見方を示した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2011年5月30日