5月31日に開催された中央企業の省エネ?汚染物質排出削減に関する會議で、中央企業の「十二?五（第12次五カ年計畫、2011～2015年）」期の省エネ?排出削減の総體目標が明らかにされた。「十二?五」末までに、GDP1萬元あたりのエネルギー消費を約16%削減することを目標としている。

國務院國有資産監督管理委員會（國資委）の黃淑和副主任は會議で、「十二?五」期は中央企業のエネルギー多消費、高汚染、高排出の分野からの撤退に力を入れ、資源をエネルギー消費が少なく、排出が低く、持続可能な発展が可能な産業の発展に集中させ、特に戦略的新興産業の発展を加速化させる方針だと表明した。

黃淑和副主任によると、中央企業の「十二?五」期の省エネ?排出削減の総體目標は以下の通り。「十二?五」末までにGDP1萬元あたりのエネルギー消費を約16%削減し、二酸化炭素（CO2)、二酸化硫黃（SO2 ）、化學的酸素要求量（COD）、アンモニウム態窒素（NH4－N）、窒素酸化物（NOx）など主要汚染物質排出量の減少幅を全國平均レベル以上にする。

石油?石油化學、電力、鉄鋼、非鉄金屬、石炭、建築材料、化學工業、交通運輸などの業種の主要製品のエネルギー消費原単位を國內トップレベルにする。「重點企業」の主要製品のエネルギー消費原単位と汚染物質排出を國內トップレベルにし、そのうち三分の一の企業のレベルを世界先進レベルまたはそれに近づける。「要注意企業」の主要製品のエネルギー消費と汚染物質排出を國內トップレベルにする。一般企業のエネルギー利用効率と汚染物質排出水準を大幅に改善する。

「中國網日本語版（チャイナネット）」　2011年6月1日