米商務省はこのほど、貿易の利便化措置を適用する44の國と地域から、中國を排除した。これについて商務部の姚堅報道官は22日、米國が依然として中國に対してこのような差別的なやり方を続けていることは、中米の相互に尊重しあう相互利益の協力パートナー関係構築という位置づけに合致しない、との見方を示した。
姚報道官によると、米國は対中貿易に赤字が存在することを強調する一方、対中輸出を制限し、中國企業が関連の貿易利便化の恩恵を享受することを拒絶している。これは自己矛盾したロジックであり、やり方だといえる。
ここ數年來、米國の対中輸出は急速に増加しているが、ハイテク製品は農産品などの商品に大きく後れを取っている。中國の広大な市場は米企業の対中輸出拡大に巨大なビジネスチャンスをもたらしており、不合理な輸出管理制限政策が両國の貿易の発展を制約しているだけでなく、米國企業の利益を直接損ない、米國の雇用機會を減少させている。中國側は米國側が実務的な行動を取り、中米間のハイテク貿易の実質的な発展を推進し、中米貿易のバランスを促進することができるよう願っている。
「人民網日本語版」2011年6月29日