▽ガソリンなど33商品の輸入関稅を引き下げ　航空バンカー油はゼロ関稅に

今年7月1日から、ガソリンなど33品目の輸入関稅率が調(diào)整され、うち航空バンカー油は輸入関稅がゼロになる。ある証券企業(yè)の試算によると、この措置により航空バンカー油の輸入コストが1トンあたり400-450元引き下げられ、國內(nèi)の航空燃料出荷価格が5-5.6％低下することになるという。

現(xiàn)在、航空燃料コストは航空會社の運営コストで40％以上を占めており、中國國際航空では2010年に約235億元に上ったという。國際路線の便では海外で調(diào)達した航空バンカー油や一部の國內(nèi)空港で調(diào)達した稅金のかからない航空バンカー油を使用することができるが、國內(nèi)路線では國家発展改革委員會が価格設定した航空バンカー油を使用するしかない。よって國內(nèi)便の比率の高い航空會社は、このたびのゼロ関稅政策の恩恵を最も多く被ることになる。

中國南方航空は國內(nèi)線での燃料使用率が約90％に上り、中國東方航空は約70％、國際航空は約60％、海南航空は約80％だ。南方航空は燃料コストの絶対値が高く、國內(nèi)路線の燃料使用率が最も高いことから、このたびのゼロ関稅政策で最も大きな利益を得るとみられる。

「人民網(wǎng)日本語版」2011年7月1日