ジェトロの関係者は、「同展示會は震災後の日本企業に対して、中國市場進出に向けたショールームを提供した。また中國企業と消費者は、日本の優れた製品やこだわりを追求する文化を肌で感じることができる。これにより日中両國の貿易および投資による成果が、確固たるものになる」と語った。
特設された「日本東北6県震災復興支援」展示エリアは、活況を呈していた。入口には中國語の説明が書かれた看板が立てられ、ここを通りがかった中國人消費者は思わず足をとめていた。
上述した18社は、青森県、巖手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県の企業。藤木伝四郎商店のブースでは、製品カタログがあっという間になくなった。同社は桜皮細工のお盆、茶具、燈筒等の工蕓品を生産している。小規模生産とは言え、精巧な技術に定評がある。
藤木社長は「秋田県は被災地の中心から離れているため、放射能汚染の影響はありません。當社の生産に遅れは出ておらず、製品の安全も約束できます」と語った。ここからも、同氏の中國進出への希望と期待がうかがえる。
「人民網日本語版」2011年7月13日