中國工業情報化部中小企業局の王建翔副局長は29日、経営狀況が苦しい中小企業をサポートする新たな支援策を政府がまもなく発表すると明らかにした。
王建翔氏は、「原材料コスト、労働力コストなど生産コストが上昇し続けており、中小企業が受ける圧力は増大している。そのほか、世界経済の低迷や人民元切り上げによる輸出の減少により、中國の多くの中小企業が経営に苦しんでいる」と述べた上で、「國務院や関係部門は中小企業の苦しい現狀を非常に重く見ており、稅収や財政、金融などの分野で中小企業をサポートする新たな対策をまもなく発表する見込みだ」と明らかにした。
王建翔氏は、中小企業は困難な局面に対応する自信を見せており、イノベーションによって、産業構造の高度化を実現していくだろうとの見方を示した。さらに、王建翔氏は、中國の中小企業のイノベーション実績は先進國と比べるとまだ劣っているとした上で、「中小企業、とりわけ小企業は政府の支援のもとで、イノベーション能力と競爭力を高め、國の発展と國民生活の改善にさらに貢獻してほしい」と述べた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2011年10月31日