中國商務部が発表したデータによると、先週(10月24日から30日)の食用農産物価格は低下、10月になってから三週連続の減少となり、CPI(消費者物価指數)の低下見通しがさらに強まった。
商務部が発表した10月各週の食用農産物のデータによると、食用農産物価格は、國慶節期間(10月1日からの1週間)にわずかに上昇した後、三週連続で下落。この3週間のうち、18種野菜の平均卸売価格はそれぞれの週で5%、2.5%、2.2%低下した。豚肉の価格も1.2%、1.8%、1%低下した。
この結果をうけ、専門家は、10月のCPIは前年同期比で5.3~5.4%、11月は同4.8%前後、12月は同4.5%前後になると予想。第4四半期のCPIは同5%以下、2012年は同3%~3.5%になるとした。
清華大學中國?世界経済研究センターの李稲葵主任は、「今年のインフレの60%は農産物、そのうち20%は豚肉価格の上昇が原因だったが、來年は豚肉価格が下がるとみられ、CPIも低めに推移する見通しである」との見方を示した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2011年11月4日