いまインドネシアの街で最も多く見かけるのはバイクである。そのほとんどが日本製だ。當地の同業者が記者に教えてくれたところによると、以前のインドネシアの街で見かけた大部分が中國製だったという。しかしアフターサービスや補修が追い付かず、結局この市場は日本に譲らざるを得なくなったのだ。中國の自動車産業が世界進出するならば、この教訓を學ばなければならない。
中國の製造業がレベル向上を続ければ、今後長期にわたって労働コスト面で有利に立てるはずだ。なぜなら、中國産自動車のラテンアメリカでの成功は、最終的には北米や歐州に広げることができるからである。ただし、中國の自動車産業は品質向上とアフターサービスをさらに高める必要がある。これは中國がこれまでしてきた安い価格で輸出するモデルとは全く異なる。自動車産業は當地のサービス業と連攜する必要がある。そのため、中國の自動車がその市場に進出する際は、當地の雇用に貢獻することになる。これは中國文化の海外普及に対する推進力にもなる。見方を換えれば、中國産の自動車は中國の海外イメージを代表するものなのである。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2012年2月14日