人民元為替レートの動きを見ると、特に市場の予測から見れば、我々は國內に現物市場と先物市場を持つが、國外にもノンデリバラブル?フォワード(NDF)市場を持っている。それら全體的な予測から、昨年第4四半期以來、人民元レートは比較的持続可能な雙方向へ変動するメカニズムを形成している。この予測される雙方向の変動は持続期間が比較的長く、柔軟に変動する事が可能であり、新たな傾向となっている。その傾向は今年初めから2ヶ月間持続している。そのため、我々は人民元為替レートの形成メカニズムの整備を強化し、為替レートの雙方向への変動をより柔軟にしていく必要がある。國際収支バランスから見ても、市場の予測から見ても、その條件は日に日に出來上がっていると言える。もちろん、市場にとってバランスの取れた為替レートとは何かについては誰一人、正しい答えは出せないだろう。それは市場の需要と供給によって決まるものである。
我々が明確にしたい政策方針は、今後も引き続き內需の拡大、構造調整、貿易黒字の減少、貿易均衡の促進を進めていき、人民元為替レートの形成メカニズムの市場化改革、市場の需給関係が更に大きな役割を発揮できるように推進していく。この改革を推し進めれば、為替レートの形成メカニズムの市場化はどんどん進み、國際収支バランスや経済の持続可能な発展にもプラスに働くと考えている。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2012年3月12日